けみかる、らじかる、ぷれすとリアクション

小さなことにも心踊る毎日でありたい、あなたに贈る

台風20号、台風21号、ダブル台風

最近台風が猛威を奮っていて、なんか嫌な感じですよね。今回は、インドシリーズをお休みして、台風について考えてみました。

 

そもそも台風はなぜ、日本の南で発生するんでしょう?南の海=赤道付近。赤道付近ってことは、太陽に近い。太陽に近いと、めっちゃ暑い。めっちゃ暑いと海面から水の蒸発速度が速い、となります。

 

f:id:rachmanist:20191021093814j:plain

 

水が蒸発すると、上空に上がってきます。上空に上がった水は、冷やされ、凝縮します。上空に上がると太陽により近くなりますが、熱を受ける効率が低下するので、冷やされるんですね。海面では水分子が周りにいっぱいいるので、みんなわちゃわちゃしていましたが、弾け過ぎて海面から飛び出した水分子A君は、酸素や窒素が多いAir下で踊り続けますが、熱を受けにくい彼らは、白い目でA君を見ています。そんなA君も、場違いに気が付き、クールダウン。クールダウンすると、周りが見え始め、周囲の水分子のB君やCさんたちと水滴を作って、Air中彷徨います。

f:id:rachmanist:20191021094152j:plain

クールダウンした水分子のA君、B君、Cさんで構成された水滴チームはクールダウンしていますが、海面からはガンガンエネルギッシュな輩が上がってきます。斥候部隊の水滴チームは、ここで再びやる気出すんです。そして、再び高みを目指して、上昇します。もちろん、上昇する奴だけでなく、下がってくるやつもいます。そうすると、第三段階に入ります。

 

f:id:rachmanist:20191021122159j:plain

こうなると水滴チームじゃなく、曇グループになります。これが熱帯低気圧ですね。ガンガン上に蒸気を含む空気を上に押しやるので、海面付近が他よりも圧力が下がります。この下支えをしているのが、海面です。なので、海面でないと熱帯低気圧はできないんですね。上昇気流に乗った雲は、約15kmのところで、巨大な渦巻きになります。これを天気図で示されると、台風が時計回りとなる仕掛けなんです。

 

台風が陸地に上がると、水分の供給が停止するので、弱くなる原理もこれです。また、山脈にぶつからないように沿って台風が進む理由は、風がそのように吹いているからですね。

 

ここまで考察して思いましたが、地球の温暖化で、台風が近年勢力が増してきたというニュースを耳にしますが、温度が上がれば海面から水が蒸発しやすくなり、蒸発しやすくなれば水の供給速度があがり、供給速度が上がれば水滴チーム、曇グループがより高く、より広く分布することが出来ます。そうしますと、台風がでかくなり、陸地にいる人々を激しく襲うとメカニズムになると思います。

 

微妙な温度管理こそが、地球の恩恵なのですね。快適な生活を送るためにも、これを後世に残すためにも、一人ひとりが分別をしっかりやって、エコライフを心がけること、教育することが大切であると思います。

 

じつは、インドシリーズのスピンオフなんです。と言いますのも、インドの道端には無数のプラスチックごみが散乱していて、ふと地球環境について考えてみたほうがよいのではと想起させられました。ごみが散乱しているから、動物が食べ、食物連鎖や風で海洋プラスチック問題につながっていると容易に推定できます。地球を大事にする啓蒙活動、インドで展開出来たら、さぞ改善効果があると思っています。

 

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村