神風
風は目に見えません、当たり前ですけど。でも、その風を感じることが出来ます。家の中で感じる風は、扇風機であったり、エアコンであったり、はたまた気密性の高いマンション一室での換気扇の影響であったりします。また、外においては自然が織りなす風を感じることが出来ます。
風に乗るためには、追い風が好ましいです。向かい風は、エアコンであったり、扇風機による風であれば嬉しいですが、外では疎んじられます。では、外で嬉しい風とは?
前述の通り、風は見えません。感じるものです。ブログで風を見えるようにするならば、どんな手段があるでしょうか?それには、神前幕(しんぜんまく)というものがあります。その神前幕が揺れることで、風を見ることができるのです。
冒頭の写真は、境外から撮影した法隆寺の境内の写真です。境内に入るにはお金がかかります。それを恨めしく思い、戸が開いた場所から眺めているラフマニストが撮った写真のつもりでした。そんな可哀想なラフマニストを聖徳太子が慮ってくださいました。その結果、神風を起こし、神前幕をふわっとしてくださった瞬間の写真に変わったのです。
この写真をじっと眺めていると、写真を通しているのに、神風を感じられませんか?そんな気がしてなりません。このありがたい写真から風を受けて、少しでも良いことが皆様に届きますよう、お祈り申し上げる次第です。