ラスクとは、biscuitの仲間です。biscuitとは、なんぞや。bisは2回、cuitは焼いたという意味です。日本語読みすると、ビスケットですね。
外国の人が、
「俺はヘンジン」
という文字を書いたT-シャツを着ている人がいて笑う日本人がいますが、そういう日本人もビスケット食べたいというのを「二回焼いた、食べたい」と言うのを聞いて笑う外国の人がいるかもしれません。言葉って知らないと恥ずかしい思いをすること、ありますね。
そうでした、中島ラスク。大阪のお菓子/お土産は、笑いを取るものが多いですよね。ですので、ちょっとね~というまじめな日本人は、大阪でお土産を購入することを躊躇います。その姿を散見した、大阪往来館の人が
「これや!」
ということで、中島ラスクを開発したとのことです。中島ラスクの蓋を開けると、
と丁寧なあいさつ文が登場です。こういうの、余裕があるときに手に取り、読んでしまいます。そこにきれいな日本語があれば、心温まりますね。
私が頂いたラスクは2種類。
ラスクって、ハードさ、そして水分濃度が大切と思います。ハードさは、硬すぎてもダメ、中途半端な硬さもダメ。前歯でぱり~んと割れるサクサクハードが重要です。また、水分についてです。水分が足りないと、サクサクハードを出すことは容易ですが、口内の唾液を奪われるので、アウト!ですね。一方で水分が多いと、ハードさとのバランスが取れなくなる領域となるため、スペックアウト。この絶妙なバランスこそ、新大阪名物のチャームポイントだと、私は思いました。この食感をぜひご堪能いただきたいですね。
ところで、中之島ラスクであって、中島ラスクではないことを、最後に気が点いちゃいました。