上記の流れで、お土産の話です。お土産といえば、一般的には1つじゃないですか。2つもらったら、お~なんか豪勢やね~という感想を抱くと思います。3つなら、いっぱいあるな~と呆れる。4つなら、「どんだけやねん」。5つなら、圧巻!これぞ、「戦略おべっか」!この本は、ぜひ読んで頂きたいですね。こういう根回し術ってのは、今も昔も、上手に世渡りするスベと思います。
ちなみに後日談ですが、T氏のお嫁さんは、
「感謝感激雨あられ」
だったそうです。いい仕事ができました。うふふ。
写真は箱の側面ですが、Please screw a bolt nut(ボルトとナットを締めてください)と書いてある通り、やってみるとどうなるんでしょうか?ちゃんとハマるんでしょうか?とドキドキです。で、よく見ると、英語でのみFit in!って書いてるんです。え!?外国人向け!?英語に弱い日本人には、教えてくれないの?と少し残念な気分になります。このチョコを買って、箱側面に書いてある操作方法を実践する前まで、英語に弱い日本人はドキドキしなければなりません。
このチョコ、デパートで出張の前日に購入したんです。そこの店員のおばさまが
「保冷剤いるかね?」
と。出張は翌日なんで、
「いや~要らないですね~。」
と答えました。すると
「今日は、このチョコを冷蔵庫にいれなさい。保冷剤は冷凍庫。明日、出かける前に再び組み合わせて持っていきなさい。でないと、ボルトとナットくっつけられないYO!」
とアドバイスを受けました。思わず、九州方言
「なるほどですね。」
が出ました。というか、そこまでデパートの店員さんに言われなきゃいけない私って、いったい!?でも、こういう余計なお世話、でもいいお世話、結構好きなんですよ。どうしよーもない感じのメンズが、おばさまに諭される、これも戦略おべっかの手口の1つです(笑)
エピソード1 ファントムメナス、じゃなかった。この締めくくりに、八幡製鉄所の見学で感銘を受けた話を記したいと思います。いまでは八幡製鉄所が知られていますが、これは官営の事業がうまくいったからなんですね。もしうまく行かなかった場合、闇に葬られます(まじで)。どの工場もそうですが、人間が一生懸命考え、もちろん一発立ち上げを目指します!しかし、人間の知恵なんて大したことはないため、立ち上がりません。この八幡製鉄所も然り。立ち上げ当初は、製品を全く作れなかったそうです。外国から技術者というおっさんを呼んだりしましたが、全くだめ。ダメだと、周囲から罵詈雑言です。政府のお偉いさんは、技術のことは全く知らない訳ですから、視察の度に罵詈雑言。多分、死ねとか、腹切れとか、金をどぶにしてやがってとか、そういうことを八幡製鉄所勤務の人はたくさん言われたに違いありません。あ~、泣けて来ます(だめだ、軽い。ここはミゼラブルなんです)。そんな中、改良に改良を加え、知恵を絞り、一滴も出なくなるまで、知恵を絞り、トライ&エラーの連続、それでもうまく行かない。自己否定したくなりますよね。今だったら、みんな鬱になるでしょうね。でも九州男児はめげない。
そして遂に...
その説明を聞いて、目頭が熱くなりました。いまこの文章を書いていても、涙が出ます。ホント、うまく行ってよかったっす。Congratulations!ロマンですよね~。でも、罵詈雑言を受けているときは、成功するその一点の光もなかったはず。八幡製鉄所を立ち上げに関わったすべての方に、尊敬の念を捧げたいと思います。
ちょっとしんみり。