秋と言えば、もみじ→もみじまんじゅう→まんじゅう→ということで、大牟田の銘菓を紹介しちゃいましょう。
大牟田と言えば、三井三池炭鉱から石炭化学工業で栄えた街です。九州に限らず、日本全国から、人が集まる、黒いダイヤと呼ばれた石炭を求めて。そんな石炭を掘り、お金を稼いだ炭鉱夫たちは、一年に一回の休みに、お金と共にお土産を持って家族の元へ。
そのお土産の代表が、菓舗だいふくのかすてーら饅頭なのです。
今のように甘いチョコレートもない時代、とうちゃんが買ってくる大牟田の饅頭。ぜいたくですよね。最高のお土産ですよ。袋を開けると丸い饅頭がこんにちは。かぶりつく子、半分に割って恋人とシェアするケース、ナイフで4等分する兄弟姉妹、いろんなパターンがあったと思います。個別包装された袋を開けると、ドラマが始まるんです。
カステラは、卵を小麦粉と砂糖を混ぜ合わせ、生地にしてオーブンで焼いた菓子。キャッスル(城)のポルトガル語であるカストロが語源とか。そのカステラが、ここ日本で饅頭と出会い、カステラ饅頭になったのです。
と、イントロが長くなりました。美味しいお饅頭、西洋お饅頭、お土産にも良いですよね。何気に頂いてしまう、お饅頭も歴史を感じながら頂くと、また乙なもんですよ。