けみかる、らじかる、ぷれすとリアクション

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虹のかけら〜もうひとりのジュディ 戸田恵子さんに魅せられて

三谷幸喜さんが構成・演出を務め、戸田恵子さんが出演する「虹のかけら〜もうひとりのジュディ」という公演を見て参りました。戸田恵子さんといえば、アンパンマンの声優、ショムニというブラウン管の世界(←昭和か!)の方。リアルにお目にかかるなんてことは、これまでもちろんのこと、ありません。その戸田恵子さんが目の前にいらっしゃって、ストーリーを語り、歌を歌ってくれるんです。公演なので、当たり前なんですけどね。そこを踏まえて、差し引いても、戸田さんの世界観、魅力は半端なかったです。

 

戸田さんの魅力をラフマニストが語るのは、非常におこがましいです。ですが、書かないと伝わらない訳です。また、戸田さん自身が舞台で、「ぜひ、SNSで書いてくださいね。戸田恵子は、そこそこ綺麗だった、とか。あはは〜!!!」と。いやいや、そこそこではなく、完璧に美しかった、美しいですよ!と、ここで反論させていただきます!

 

さて、その美しさはもちろんのこと、お芝居、戸田さんのキャラクター、そしてなんと言っても、その御声です。とにかく声色を、使い分けるんですよね。ありとあらゆる、360°全方位から、魅せてくるんです。ですから、その世界に引き込まれて、あたかも私の目の前でお芝居をして下さっているかのように、私自身が舞台の登場人物の一人になって、戸田さんを見ているかのような錯覚を覚える、そんな空間を創造され、演出されているのです。人を魅せる仕事というのは、想像することは出来ていたと自負していましたが、そんな常識は完全に吹っ飛んでしまった訳です。

 

公演の内容は、ジュディ・ガーランドの付人の話でした。正直、ジュディって誰よ!というレベルでした。この人です。

 

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オズの魔法使いのドロシーちゃんをやった方です。ドロシーと聞き、白黒テレビで映っていたあのドロシーかと思い出しましたが、そのドロシーはリアルな人ではなく、顔にモザイクがかかっていました。そう、だれか思い出せなかった訳です笑。その付人の話メインに、三谷幸喜さんが構成・演出されてるのです。細かいことを書いてしまうと、ネタバレになりますので、控えます。が、三谷さん✖️戸田さんで、楽しさ80%、感動10%、お涙10%の100%の内容なのです。

 

戸田さんが一人で舞台に立ち、お芝居をしていた訳ではありません。そこには、もうお三方、いらっしゃいました。ピアニスト、ベーシスト、ドラムスの三名です。いわゆる脇役、というより、裏方に近いかもしれませんね。耳の肥えた、耳だけは肥えたラフマニストは、このお三方も見逃すことが出来ませんでした。前述の戸田恵子さんがメインを張っていることに全く劣らず、激しい魅力に溢れているではないですか!まず、ピアニスト。この方は、荻野清子さん。

 

natalie.mu

 

音が良い!そして、ピアノという平面楽器に関わらず、3次元ミュージックに仕立てているんです。ピアノは打楽器ですので、一度弦を叩くと、その音は減衰します。声のように、出した後から大きくすることはできないのです。これがピアノの欠点です。だから、盛り上がりに欠けてしまう訳です、ふつうのピアニストはね。でも、一握りの方がそのぺら〜んとしたピアノではなく、その技巧により、減衰を違う音でカバーして、迫るように奏でるのです。それは、大きな音を出せば良いという訳ではありません。一つ一つの音を紡ぎ、音量を計算しない限りできない技です。突然音が大きくなってしまうと、そこで世界観は破壊されてしまう訳です。少しばかり暑苦しく語ってしまいましたが、小うるさいラフマニストは荻野清子さんのピアノを聞き→聴き→拝聴し、「あ、この人、ピアうまいわ」と思わされたんです。上からで、ほんとすいません。でも、一目惚れ、一聞惚れってやつですよ。この舞台は、戸田恵子さんがメインですから、でしゃばってもいけません。ですが、出るとこ出ないと、芝居が最上級品に仕上がりません。ですので、出るところは前に出てこられるのです。その戸田さんとの掛け合いは、まるでバディです。戸田さんがすごく信頼をおいているんだとも思いました。舞台が終わった後、ググってみましたが、やっぱり良い経歴をお持ちの方なんだということを知りました。CDを買って、推し活!と、いま思っています。パッと調べてみましたが、サントラしかない・・・。メインでピアノ弾いているCDが欲しかったのですが、ない!裏方に徹しているんですね。でも、でも、そのお名前を冠しているだけで、荻野清子さんが弾いていることがわかるので、買いです!

 


 

 

さて、ベーシストは鈴木陽子さん。コントラバスで、低音から舞台を支えます。ネットで調べてみましたが、コンタミが多くて、正解に辿り着けませんでした。コントラバスって、そんな楽器ですよね。でもコントラバスの音があるから、深みが生まれるんです。鈴木陽子さんのCDがあれば、もちろん買いますぜ!

 

そして、最後はドラムスのBUN IMAIさん。

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BUNさんは、CDが売られていましたので、もちろん購入しました。

 

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買ったのは良いのですが・・・。CDを聴く装置がないことに気がつきました。計画では、このI・O DATAを使って、Bluetoothで、My iPodに入れるはずが。このI・O DATAの電源がないのです。USB2で電源取れるはずが、電源つかないのです。今週はなんかイマイチなウィークでしたので、そのツケがここに。鳥のフンが落ちてきたりと、会社で怒られたりと、散々でした。使えない奴は廃棄で、買うしかありませんね。

 

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ということで、BUN IMAIさんの音楽はヒアリングしてから〜、感想をお伝えしますね。