けみかる、らじかる、ぷれすとリアクション

小さなことにも心踊る毎日でありたい、あなたに贈る

ザ・チーズバン ランクドシャ

ランクドシャって、美味しいですよね。これ、フランス語なんです。訳すと猫の舌。langue de chat。フランス人らしい命名ですね。牛の舌とかロバの舌とか言われたら、食べたくないです。

 

フランスの伝統的な焼き菓子で、日本でいうとおせんべいが相当します。小麦 vs. 米の話ですね。

 

下の写真は、ザ・チーズバンという名のランクドシャです。静岡の遠州という洋菓子メーカーさんの商品です。

 

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お菓子の顔である、化粧箱の表って大事です!お客さんが、おぉ!って思わないと手に取りませんし、お財布も開きません。まず、目につくのがシンボルマークのヴァンです。かわいらしいイラストを演出しているのが、この線の色。一見、ヨーロッパのお菓子かなとも。そのシンボルマークの下に、フランス語でランクドシャ。これ、知らないと読めないですよ。さらに下に、"マスカルポーネチーズ&ジャージーミルク"。なんのこっちゃか分かりませんが、ミルク系の食べ物であることがわかります。

 

そこでふと上に目をやると、"possibility of combination"の文字。お客さんを試してますね。かつ、ある程度フランス語と英語がわからないと、理解できない工夫。嫌いじゃないです。いや、好きです。理解できるものだけが、買う権利を有するみたいな感じ。

 

そして、ロゴの

 

The Cheese Van

 

にくい演出です。

 

これが縁で遠州さんのHPに行きました。この遠州さんは静岡の地にあるので、緑茶をベースにベイクドスウィーツを世に提供しているようです。事業内容が、お菓子(和・洋)の企画・販売とあります。お菓子を経営理念では、"お客様感動創造主義"を謳っておられます。名は体を表すとはよく言ったもので、まさにそういう会社と思いました。

 

あまた日本にはお菓子があり、空港のお土産ショップで、どれを買うか迷います。迷ったときはいつものアレか、ちょっと違うものをという思考が働きます。ちょっと違うものという思考になった時は、やっぱりデザインですね。そのお菓子が美味しいってのは当たり前。美味しくないものは、お土産屋では扱われないはず。であれば、細部まで演出を施しているかが問われます。その演出は、万人受けする必要はないんです。アジアを旅する人/してきた人、東北を旅する人/してきた人、ヨーロッパを旅する人/してきた人、それぞれ思うことは違うでしょうし、お土産も変わってくると思います。誰をターゲットにして、コンセプトを持たせることは大切と思います。お土産を持っていく人の心境を演出できるお土産って最高ですね。

 

そういう意味で、このthe cheese vanはお土産業界に一石を投じる一品であると思い、今回記事にしてみました。

 

 

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